ビットコインがここ1か月の高値圏に達する動きが目立ってきた。73,000ドル手前まで上昇し、2月初旬につけた72,000ドル水準をうかがう展開になっている。地政学的な緊張が続く中、安全資産への資金シフトが加速している影響が大きいようだ。同時期に金は1.8%、銀は5.3%上昇し、ビットコインも4.8%の上げを記録した。
アルトコイン市場も反応を見せ始めた。ここ1か月近く膠着していた状況から脱出し、TAOやAEROといった銘柄が5%を超える上昇に達している。時価総額の小さいトークンほど動きが大きく、市場全体に緩やかな強気ムードが漂い始めた感じだ。Fear and Greed指数も19まで上昇し、2月の極度な弱気から明らかに転換している。
デリバティブ市場も活況だ。暗号資産先物の未決済建玉が8%増加して1,030億ドルに達し、ポジション保有への関心が戻ってきたことが伝わる。ビットコインやイーサの資金調達率がプラスに転じており、買い圧力が高まっていることを示している。ただし、プットオプションがコールを上回る取引が続いており、下方リスクへの警戒感もまだ根強い状況だ。