2月9日のニュースによると、ウォール街の投資銀行ジェフリーズは最新の報告書で、ステーブルコインUSDTの裏付けとなるテザーが実物の金の蓄積を加速させていると指摘しました。現在の保有量は複数の主権国家を超え、世界最大の非主権金保有者の一つとなっています。
報告書によると、1月31日時点でテザーの金の準備高は約148トンに達し、当時の価格で約230億ドルの価値があると推定されます。2025年第4四半期だけでも、同社は約26トンの金を購入し、1月にはさらに6トンを追加しています。ジェフリーズは、この四半期の調達速度はほとんどの中央銀行を上回り、ポーランドとブラジルに次ぐ世界第3位の規模だと見ています。
この規模で、テザーの金保有量はすでにオーストラリア、アラブ首長国連邦、カタール、韓国、ギリシャなどの国々を超え、世界の金保有国トップ30に入っています。アナリストはまた、テザーは私企業であるため、公開されているデータはあくまで最低推定値であり、実際の準備金はこれよりも多い可能性があると指摘しています。
これらの金は主に、米ドルに連動したステーブルコインUSDTの支えとして使われているほか、金を裏付けとするトークンXAUTの担保にも利用されています。テザーが2022年第4四半期に公開した報告によると、その時点での金の準備高は約126トン、価値は170億ドルでした。1月末までに、XAUTの供給量は71万2000枚に増加し、これは約6トンの金に相当し、価値は約32億ドルとなっています。
テザーのCEOであるパオロ・アルドイーノ氏は以前、金を裏付けとした製品は新興市場で強い小売需要を獲得していると述べており、同社は長年にわたり、投資ポートフォリオの10%から15%を実物の金に長期的に割り当てる戦略を採用しています。この方針は長年継続しています。
この金の追加取得は、金価格が史上最高値を更新したタイミングと重なっています。先月、国際金価格は1オンスあたり5000ドルを突破し、昨年9月以降の累計上昇率は約50%に達しました。これを促進した要因には、中央銀行による継続的な買い入れ、長期国債の利回り上昇、一部投資家によるドル依存の縮小需要などがあります。
ジェフリーズは、世界の通貨システムやインフレ予想の変化を背景に、テザーの「デジタル資産+実物の金」からなる準備金モデルが、新たなリスク回避や資産配分のパラダイムとなりつつあると見ています。
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