「利確できない」裏側 — 弱気売りからトレンドを完全に掴むまでの道のり

取引において成功を決定づけるのは、どれだけチャート描画が上手いかではなく、利益が揺れ始めたときに自己制御できる能力である。市場は技術で私たちを打ち負かすのではなく、感情で打ち負かすのだ。 利益が出た途端に売りたくなる 暗号通貨市場に入った最初の頃、私は多くの人が陥る「病気」にかかっていた:資産が数パーセントのプラスになっただけで心臓が速くなり、頭が緊張し、唯一の考えは「すぐに売る、売らなければ全部失う!」だった。 その結果、売った後に価格が再び上昇し続けるのを見て、悔しくてたまらなかった。 あるとき、私はビットコインを7000〜8000ドルの範囲で買った。9000ドルに達したとき、約20%の利益を見てすぐに全て売却した。なぜなら、「下落したら損失になる」と恐れたからだ。その後、ビットコインはまっすぐ60,000ドル以上に上昇した。もう少し我慢できていれば、資産は全く違ったものになっていただろう。 後になって気づいたのは、これは行動経済学で非常に一般的な心理現象、「処理効果(Disposition Effect)」と呼ばれるもので、人は利益を早めに確定し、損失を長く抱え込みやすい傾向があるということだ。 なぜ私たちは利益確定の指示を守れないのか?

  1. 利益を失うことへの恐怖 利益が出始めると、脳はその利益を「自分の資産」とみなす。どんな調整も喪失と感じられる。お金を失う恐怖が私たちを急がせ、トレンドが本当に終わる前に売ってしまう。
  2. 自分の分析を信じられない 多くの人は感情や他人の意見に基づいてエントリーする。価格が揺れると、信頼が揺らぐ。悪いニュースや強い赤いローソク足一つで、「乗り遅れた」と感じてしまう。
  3. 取引依存症 連続して注文を出す感覚は、「市場をコントロールしている」という錯覚を生む。 しかし実際には、取引回数が増えるほどミスを犯しやすく、手数料も高くなり、心理的にも弱くなる。
  4. 感情を爆発させるレバレッジ 高レバレッジは、わずかな調整でも資産を大きく揺さぶる。そうなると、冷静に指示を守ることができなくなる。ほんの少しの変動でも危険だ。 「早売り」罠から抜け出す方法 私は問題は心理ではなく、明確な取引システムを持っていないことにあると気づいた。そこで、自分に三つの鉄則を設けた。 原則1:エントリーには必ず退出計画を持つ 買う前に、常に次の目標を設定する: 安全な利確目標平均的利確目標最適な利確目標 価格がトレンドに沿って動いているときは、一度に全てを売らず、段階的に利確する。 この方法は、次のようなメリットがある: 常に利益を守れる大きなトレンドを丸ごと取れる ピークを狙わず、「魚の身」だけでも十分に利益を得られる。 原則2:ストップロスは設定するが、波に十分余裕を持たせる 次のように区別して学んだ: 通常の調整とトレンドの反転 メイントレンドが崩れていなければ、赤いローソク足数本で動揺しない。ストップロスは構造を破るポイントに設定し、感情に流されて設定しない。 原則3:資金管理は精神的耐性を決める 私は絶対に全資金投入しない。 資金は常に複数に分割する: 現在のエントリー用資金トレンド確認後の増資用資金調整時の予備資金 ポジションが大きすぎないと、精神的にも安定しやすい。 利益を自動的に生み出す秘訣 暗号通貨は大部分が横ばいとノイズの期間であり、年に数回大きなトレンドが現れるだけだ。 一つの強いトレンドを捉え、最後まで持ち続けるだけで、利益は小さな取引の何十倍にもなる。 だからこそ: 毎日取引しなくても良い毎回エントリーしなくても良い ただ、適切なタイミングを待つ忍耐力が重要だ。 優れたトレーダーは、多くエントリーする人ではなく、長く正しいポジションを保持できる人だ。 プロのトレーダーの思考 プロのトレーダーは理解している: 取引は確率のゲーム勝つ必要はすべての取引ではないシステムに期待値がプラスであれば良い 長期間正しい手順を守れば、確率は味方につく。 結論 アルゴリズムやAI、高速取引システムを駆使する組織が支配する市場では、個人投資家はスピードで勝てない。 私たちの唯一の優位性は: 忍耐規律そして待つ力 取引は誰が一番早く金持ちになるかの競争ではなく、誰が長く生き残れるかのゲームだ。 次に利益が出ているとき、「システムのシグナルで売るのか、それとも損失を恐れて売るのか?」と自問してみてください。 もし恐怖からなら、もう10分だけ考える時間をもらおう。少しの忍耐を持つだけで、結果は全く変わるかもしれない。 市場は常に公平だ。最後には、システムと規律を持ち、粘り強く続けられる人だけが報われる。
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