内藤陽之、エーザイのグローバルヘルスケアミッションのリーディングフィギュア、 日本の名誉ある皇室褒章を受章

エーザイ株式会社の代表取締役社長兼最高経営責任者の内藤 晴夫は、2025年春の叙勲において、日本の最高位の栄誉の一つである「旭日章・金銀星章」を受章しました。授与式は2025年5月9日に皇居で行われます。

患者第一の理念が革新を推進

1988年からエーザイのCEOを務める内藤は、患者のニーズを理解することを中心とした独自の経営方針を確立しています。この理念は、同社のヒューマンヘルスケア(hhc)コンセプトに根ざしており、重要な治療分野での画期的な治療法の開発に向けたエーザイの戦略的方向性を形成しています。同社のポートフォリオには、アルツハイマー病やさまざまながん種に対する革新的なソリューションが含まれており、世界的に未だ解決されていない医療ニーズに取り組む長年のコミットメントを反映しています。

内藤のリーダーシップは、医薬品の開発だけにとどまりません。発展途上国や新興国における医薬品アクセスの拡大に向けた努力は、世界の健康格差を縮小することへのコミットメントを示しています。この包摂的な医療提供のアプローチは、彼の在任期間中の特徴となり、業界の標準や企業の社会的責任の実践に影響を与えています。

業界のリーダーシップと制度的提唱

エーザイの活動を超えて、内藤は業界団体や専門組織を通じて大きな影響力を発揮しています。彼の役職には、国際製薬工業協会（IFPMA）の会長や、日本の製薬業界団体のリーダーシップポジションが含まれます。これらのプラットフォームを通じて、薬価制度や研究開発税制の改革を推進し、公共の健康成果と業界の持続可能性を強化する政策改善に貢献しています。

受章の意義と今後の展望

受章に際し、内藤はこの栄誉が、世界中の患者が経済的状況に関わらず革新的な治療を享受できるという彼の創業理念へのコミットメントを強化するものであると強調しました。彼は引き続き、健康に関する不安の軽減や医療格差の縮小に向けた取り組みを推進していくことに集中しています。

キャリアの節目と過去の栄誉

内藤の製薬業界でのキャリアは、1975年にエーザイに入社したことから始まり、研究開発の役割を経て、1988年に社長に就任しました。彼の国際的な評価は、1999年にイギリスのコマンダー・オブ・ザ・オーダー・オブ・ザ・ブリティッシュ・エンパイア（CBE）を受章し、その後2014年にナイト・コマンダー・オブ・ザ・オーダー・オブ・ザ・ブリティッシュ・エンパイア（KBE）に昇格したことでも認められています。

彼の学歴には慶應義塾大学の学位と、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院のMBAがあり、これらは彼の企業リーダーシップと業界提唱活動を支える分析的かつ戦略的な枠組みを提供しています。