八年間の暗号通貨市場での経験を積み、手元に5000万円を貯めた——これは誇張ではない。すべての資金は失敗を重ねて得たものだ。今日はこれまでに学んだことを共有し、役立つものは取り入れ、役立たないものは反面教材として使おう。

まずは元本について。資金が少ないときは、絶対に全額投入（梭哈）しないこと。私もかつてそうしたことがあり、一気に全額投入して一気に倍増させようとしたが、結局はロックされて出られなくなった。後になって気づいたのは、年間で一、二回のメインの上昇局面を掴めば十分だということだ。この市場で最も重要なのは勇気ではなく、じっと待つ忍耐力だ。普通の人が勝つ秘訣は、待つことができることにある。

認識力は非常に重要だ。自分の理解範囲を超える資金を稼ごうとしないこと。私のやり方は、実戦前にシミュレーションで半年間何度も試行錯誤を繰り返し、コストはほぼゼロだった。本番の資金投入時にはすでに見通しが立っている。実戦で試行錯誤を始めるのは遅すぎる。一度のミスで退場になる可能性もあるし、やり直しはできない。

好材料に関しては、落とし穴が多い。多くの場合、好材料が発表された後に逆に下落し、大きく下げることもある。経験則として、もし好材料が発表された当日に反応が薄く、翌日の市場開幕時に高く始まったら、迷わず撤退すべきだ。欲を出さずに。休日前には必ずポジションを減らすことが鉄則だ。これは何度も証明されている。祝日や連休前には、どんなに良い材料でも手仕舞いを心掛ける。

取引の戦略としては、中長期と短期の二つのアプローチを使い分ける。中長期では、魚を丸ごと食べきることを考えず、十分な現金を確保しておくこと。これにより、安値で買い増し、高値で売ることができる。そうすれば、振り落とされるリスクを避けられる。短期取引はシンプルに、人気のあるコインだけを狙う。値動きが激しく、需要が高いものだけを選び、マイナーなコインは時間とチャンスを浪費するだけだ。

下落局面も戦略的に対応すべきだ。陰線の下落は精神的に辛いが、ゆっくり下がるとストレスが大きい。一方、急落は対処しやすく、反発も早い。リズムを掴めば、多くのチャンスが生まれる。

最も重要なルールは、「間違ったら損切りを徹底する」ことだ。これは負けを認めることではなく、長く生き残るための措置だ。元本を守ることができて初めて、継続的に利益を出せる。資金がなくなれば、どんなに優れた技術も無意味になる。テクニカル指標は多用せず、1、2種類を徹底的に理解すれば十分だ。例えば短期取引では、15分足とKDJを使い、売買ポイントを見つけるだけで十分だ。複雑な指標は必要ない。

結局のところ、この市場で少しでも損失を減らすことが、利益を得る鍵だ。生き残り、継続して利益を出せる人は、最も攻めるのが上手いわけではなく、試しながらも適切に手仕舞いできる人だ。

あなたは、この市場で挑戦する準備ができているか？