イギリスが大きな動きを見せました——「2025年財産（デジタル資産等）法案」が正式に施行されました。

これにより、今後イングランド、ウェールズ、北アイルランドでは、イーサリアムのようなデジタル資産が公式に「あなたの個人財産」と認定されることになります。

大したことないように聞こえるかもしれませんが、実際の影響はかなり大きいです：

- 法律の観点からついに明確化され、盗難や詐欺に遭った場合の責任追及の根拠がはっきりした
- 万が一破産清算となっても、暗号資産の扱いが曖昧なままではなくなった
- 銀行などの機関がデジタル資産を担保として受け入れる際の懸念が大幅に減った
- 投資家の権益保護について、実際に法的根拠を持てるようになった

さらに興味深いのは市場の反応です。ETHの先物未決済建玉を見ると、10月の暴落以降ずっと上昇し続けていて、トレーダーたちが明らかにポジションを増やしています。現物価格はまだ高値に戻っていませんが、デリバティブ市場は既に活気づいています。

法的枠組みが明確化される一方で、市場の信頼も回復。その両輪の推進力が合わさることで、今後何か大きな動きがあるかもしれません。

要するに、K線チャートの上下ばかり気にしていても仕方ありません。本当に長期的価値を支えるのは、こうした一見地味な法的確認と制度構築です。イギリスのこの一手は、世界的なデジタル資産のコンプライアンス化への狼煙となるかもしれません。

ETHは今や単なるコードやコンセンサスではなく、法的にも完全に保有者のものとなりました。

（市場にはリスクがあります。上記は情報共有のみを目的としたものであり、投資助言ではありません）