今夜は要注意！深夜3時に米連邦準備制度理事会（FRB）の金利決定が発表されますが、今回の利下げはそんなに単純じゃないかもしれません。

市場はもう「利下げするかどうか」には悩んでいません（確率87%でほぼ織り込み済み）。本当に緊張感があるのは、「タカ派的利下げ」が来るかどうか——表向きは利下げの恩恵を与えつつ、すぐに「これ以上は期待するな」と示唆するパターンです。こんな動きが出れば、相場は一気に急ブレーキを踏む可能性があります。

いくつか警戒すべきサインがすでに現れています：

昨夜の米株・米債は事前に軟化し、大口資金が明らかに様子見か撤退に動いています。日本で突発的にマグニチュード7.6の大地震が発生し、市場が想定していた円の利上げシナリオも一気に崩れ、グローバルな流動性にも新たな不確実性が加わりました。さらに、FRB内部で少なくとも4人のメンバーが反対票を投じる準備をしているとの報道もあり、意見の対立がかなり鮮明です。

鍵となるのはパウエル議長の発言内容です：

もし彼がインフレ圧力の継続を強調すれば、市場心理は一気に冷え込むでしょう。ドットチャート（経済見通し）で来年の利下げ回数減少を示唆すれば、短期的な調整は避けられません。しかし、「引き続きデータを注視する」といった比較的ハト派的な発言なら、一気に相場が盛り上がる可能性もあります。

仮想通貨を扱う私たちにとっては、両方のシナリオに備える必要があります：

ハト派寄りなら、BTCやETHは直近高値を試す展開になり、主要アルトも追随する可能性が高いです。タカ派寄りなら短期的な調整に警戒が必要ですが、長期的に見れば下げはむしろ買い場となるでしょう。覚えておくべきは、「利下げサイクルの扉はすでに開かれた」ということ。この大きな流れはしばらく変わらないはずです。

今夜はきっと波乱含みです。ポジション管理をしっかりして、全力投入は控えましょう。今はすべてのプレッシャーがパウエル議長にかかっています。彼がどう発言するかに注目です。

みなさんはどう思いますか？今夜は一気に上昇、いったん下落してから反発、それともレンジ継続でしょうか？コメント欄で予想をシェアしてください。3時以降に結果を検証しましょう。