テクニカル指標？あれは取引においては脇役に過ぎない。本当の戦場はどこか？それは心理面での駆け引き——明確なニュースがない時、資金の駆け引きはお互いの心理を読み合うことにかかっている。

あの二本のヒゲに気づいたか？急落してすぐに戻ってきたK線。これは偶然ではなく、あなたに習慣を刷り込ませているのだ。大多数の人はチャートを三画面以内しか見ていない。それより先は？頭に入らない。だから、この「ダマし下げからの急回復」を二度見れば、心の中で「次もどうせ戻るだろう」と思い込むようになる。

おめでとう、あなたの思考は見事に訓練された。

もちろん、仕手もこの手口を見抜く人がいることは知っている。しかし、そんな人はごく少数だ。その少なさゆえに、自分がその網をかいくぐる魚になれるチャンスがある——大多数が落とし穴にはまる時、逆の行動を取るのだ。