最近、ある初期投資家の回顧録を読んでいて、なかなか興味深いエピソードが紹介されていました。

2014年6月、上海。当時はブロックチェーン業界のコミュニティもまだ小さく、目立たない小さな勉強会で、後に業界の流れを変える2人が出会いました。

そのときCZは別のプロジェクトから離れたばかりで、聴衆として会場にいました。ステージではある女性が取引所運営について、とても明確な論理で話していました。会が終わった後、2人は話し始め――その会話は10時間にも及びました。

ビットコインの根本的なロジックから、取引所のユーザー体験の作り方、技術アーキテクチャからマーケティング戦略まで、話せば話すほど意気投合していきました。当時、何一は大手取引所のグローバルマーケットを担当しており、その場で「うちのCTOにならない？」と誘いました。

後にCZはこの経験についてこう語っています...

（この会話が行われた場所は、今では上海Web3コミュニティの「聖地」となっています。多くの人が、あの夜の10時間がなければ、その後の物語は全く違ったものになっていたかもしれない、と語っています。）

暗号業界の初期はまさにこうしたものです。いくつかの重要な選択肢、深夜に交わされた長い対話が、業界全体の方向性を決めてしまうこともあります。