米国司法省はTerra創設者クォン・ドヒョンに12年の懲役刑を求刑

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出典:TokenPost 原題:米司法省、「テラ」クォン・ドヒョンに懲役12年を求刑…「SBF事件と均衡を取るべき」 原文リンク:https://www.tokenpost.kr/news/people/312032 米国司法省(DOJ)は、Terra創設者クォン・ドヒョンに対し12年の懲役刑を求刑した。

主なポイント:

  • 米司法省はニューヨーク南部地区裁判所に提出した量刑意見書で、クォン・ドヒョンに法定最高刑である12年の懲役刑を求めた
  • この量刑提案は、8月に検察と締結した認罪協定に基づいており、彼は電信詐欺などの主要な容疑を認めている

検察側の強硬な立場:

司法省は、クォン・ドヒョンに厳しい処罰が必要だと強調し、他の大規模暗号資産詐欺事件との「量刑の不均衡」を根拠にしている。具体的には:

  • FTX創設者サム・バンクマン=フリード(SBF)が25年の懲役を科された事例を引用
  • Celsius前CEOアレックス・マシンスキーが12年の懲役を科された事例を引用
  • マシンスキー事件の被害額は約50億ドルであったのに対し、クォン・ドヒョンの詐欺事件の被害額は400億ドルに達することを指摘
  • 認罪協定による12年の上限内で最も重い刑罰を科すことは「非常に寛大な処分」だと主張

弁護側の主張:

クォン・ドヒョンの弁護団は、適切な刑期は5年であるとする書面を提出。その理由は:

  • Terra/Luna崩壊はクォン・ドヒョン単独の犯行ではなく、第三者機関による組織的な空売り攻撃や市場構造の脆弱性が関与している
  • クォン・ドヒョンがモンテネグロで拘禁されていた期間を減刑の考慮対象とすべき

今後の進展:

判決は12月11日に予定されている。クォン・ドヒョンは現在34歳で、もし12年の懲役が科された場合、40代での釈放となる見通し。米司法省はさらに約1,900万ドルの違法収益の没収も求めている。

この事件は、史上最大規模の暗号資産詐欺事件に対する最終的な法的判断として、暗号資産業界から大きな注目を集めている。

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