XRP 2025年に強気予想が挫折する3つの主な理由:訴訟、ETFの遅延、規制の不透明性

image

出典:DigitalToday 原題:290%上昇後に急落…XRP、2025年強気予想が外れた理由3つ 原文リンク:

XRPが2025年の強気な価格目標を達成できなかった理由について、市場の専門家たちが分析を行った。

XRPは昨年11月から12月にかけて290%急騰し、印象的なモメンタムで2025年を迎えた。この急騰は市場全体に楽観論を呼び起こし、多くのアナリストがXRPは1年中上昇を続けると見込んでいた。

しかし2025年の最後の月を迎えた今、XRPは年間で2.76%下落に転じ、年初に掲げられた主要目標を一つも達成できなかった。こうした流れの中、市場アナリストのジャック・レクターは、XRPが今年強気の期待に応えられなかった理由を3つにまとめた。

1つ目、リップルと米証券取引委員会(SEC)との長期訴訟

レクターは、リップルとSECの長期にわたる法廷闘争がXRP価格の上昇にブレーキをかけたと分析した。SECは2025年3月に控訴を取り下げたが、詳細な合意調整の過程で手続き上の問題が繰り返され、合意が最終的に成立したのは8月22日だった。リップルは5,000万ドルの罰金を支払い、今後米国内で提供される商品に対する免除条項を確保したが、訴訟が予想以上に長期化し、市場の不確実性が続いた。

2つ目、XRP現物上場投資信託(ETF)の発売遅延

リップルとSECの訴訟が終結した後、ETFの発売が期待されたが、米連邦政府のシャットダウンによりスケジュールが遅れ、11月になってようやく最初のXRP ETFが上場された。カナリー・キャピタルが11月13日にナスダックでXRPCティッカーで上場し、ビットワイズ、グレイスケール、フランクリン・テンプルトンがそれに続いた。しかしいずれも年末近くの立ち上げとなり、期待ほどの市場反応は得られなかったとの評価だ。

3つ目、まだ係留中のクラリティ法案(CLARITY Act)

この法案は昨年7月17日に下院を通過したが、シャットダウンにより上院での審議が遅れた。11月初めに上院農業委員会がデジタル資産を商品と分類する超党派の草案を発表し市場が反応したが、年末までに最終処理段階には至らなかった。予測市場では法案可決の可能性を30%程度と見ており、業界は引き続きより強力な小口投資家保護とカストディ規制強化を求めている。

レクターは、訴訟、ETF遅延、規制の不透明感など様々な要因が重なりXRPの上昇が遅れたが、2026年には目標を達成する可能性が高いと予想した。

XRP2.7%
このページには第三者のコンテンツが含まれている場合があり、情報提供のみを目的としております(表明・保証をするものではありません)。Gateによる見解の支持や、金融・専門的な助言とみなされるべきものではありません。詳細については免責事項をご覧ください。
  • 報酬
  • コメント
  • リポスト
  • 共有
コメント
0/400
コメントなし
  • ピン