みんな救済策に反対しているけれど、自分が救済を必要とするときはどうだろう。

自分の資産が関わると、原則が変わるのは面白い。私たちは自由市場と個人の責任を説くけれど、事態が悪化したときには突然、政府の介入が悪くないように感じられる。

このダブルスタンダードは市場のあちこちで見られる。個人投資家はすべてを失う：「調査不足だっただけだ。」大手金融機関が破綻すると：「あまりにも大きすぎて潰せない、システムを守るためだ。」

もしかすると、本当に問うべきは、救済策が良いか悪いかではなく、どの失敗に再チャンスを与えるべきかを決めるのは誰か、ということなのかもしれない。