オークション巨頭クリスティーズがNFT部門を閉鎖

9月9日、イギリスのオークション大手クリスティーズは、NFT販売を専門に扱うデジタルアート部門を閉鎖し、その業務をより広範なアートカテゴリに統合すると発表しました。クリスティーズのスポークスマンは、オークションハウスはNFTを含むデジタルアートの販売を続けるが、今後はより広範な20世紀と21世紀のアートカテゴリに属することになると述べました。クリスティーズはNFT分野で大きな影響力を持ち、マイク・「Beeple」・ウィンケルマンの《Everydays: The First 5000 Days》など、複数のデジタルアート作品をオークションにかけ、2021年3月には6930万ドルで落札されました。以前、クリスティーズは2022年9月にNFTオークションプラットフォームを立ち上げ、7月には暗号通貨専用の不動産チームを結成しました。2025年4月に発表される《Art Basel & UBSアート市場報告》によると、世界のアート市場は引き続き低迷しており、2024年の世界のアート作品販売は12％減少し、総額570億ドルに達し、オークションハウスの公売と私売の総額は20％減少して230億ドルに達しました。